まりは25歳。商社に勤める夫、博と結婚して2年になる。夫は仕事柄帰りが遅く、休みの日はゴルフなど接待が多い。夜の甘い生活も多くはなく、まりは欲求不満だった。ただ、夫は優しく、家庭生活にはなんの不満もなかった。けれども、満たされない毎日の中で、まりはひとりで自分を慰めることが多くなっていた。そんなとき、まりが思い浮かべるのは義弟の聡だった。聡は体育大学のラグビー部所属で、体もがっちりしており、眼鏡をかけたインテリの夫とは、正反対のタイプだった。ある日曜の昼過ぎ、その浩司から電話があった。夫に用事があったようだ。そして夫が不在だと伝えると電話は切れた。次の日曜日。朝から雨が降っていたが、夫はきょうも得意先の接待で早朝からゴルフに出掛けて行った。夜は銀座で接待らしい。早い朝食の片付けを終えて、リビングでくつろぐまりは、忘れていた聡からの電話のことを思い出していた。もしかしたら、また電話がかかってくるかもしれない。なんとなく、そんなことを考えていた。そして、いつものように聡に犯されることを空想して、いやらしくあえいでいる自分を頭に描いていた。当然のように、まりの右手が下半身に伸びていった。パンティの奥がわずかに湿っているのが感じられた。「聡くん・・・あぁぁ・・・」そのとき、「トゥルルルル~」電話が鳴った。急いで電話を取る。「お義姉さん?」上ずったような聡の声だった。「お願いです。約束してください・・・」急になんだろう。まりはそう思った。「あの・・・今、オナニーしてるんです」「お義姉さんのこと考えて・・・してるんだ」突然の告白だった。今ここで、聡をたしなめては、聡が傷つくだろう。それに、自分も聡を想って慰めているのだ。そして彼女は自分の思いを伝える事にした。「私も聡くんが好きよ。ひとりの男性として・・・」電話の向こうで、聡が驚いているのがわかった。そして彼は果てた。「聡くんは若いから、もう一回できるでしょ?」それを聞いて「え?」と戸惑う彼。「私と・・・会ってもう一回しない?」気持ちを抑えきれずに自分から誘った。それ以来二人は度々会ってセックスをした。しかし次第に彼女は夫を欺いている事に、押しつぶされそうになっていた。心身共に疲れきっていた。そんな時に見つけたのが、このマッサージなのだそうだ。今日は彼女の為にも私のマッサージテクで癒してあげようと思う。